※2024年12月時点での価格です。
お店のコンセプトやアピールポイントを教えてください
「三四郎」は、小樽で一番古い焼肉店で、創業から60年以上になります。
創業したのは初代の祖母で、「美味しいものをできるだけ安くお客様に食べてもらいたい」という思いで始めました。
戦後の貧しい時代に、焼肉を最後まで美味しく楽しんでほしいと考え、焼肉のタレをスープにして飲む食文化を広めたのもうちのばあちゃんなんです。
創業以来、観光で来られる方はもちろん、地元の方々に支えられてきました。
特に地元の方が多く、「小樽の味」を味わいに来てくださる方もたくさんいらっしゃいます。
安いけれども妥協せず、品質にはとことんこだわっています。
毎日新鮮な食材を仕入れ、全てのお肉に対して、丁寧に下処理をして鮮度を保っています。
徹底的に新鮮なものを提供することで、他では味わえない風味を実現しています。
家族や友人と楽しい時間を過ごしてもらえたらと思っています。
現在は私が3代目として店を引き継いでおり、通販事業やインスタでの情報発信も始め、より多くの方にこの味を届けられるようにしています。
看板メニューやそのこだわりを教えてください
看板メニューといえば「ホルモン」です。
ホルモンに限らずお肉の鮮度にはとにかくこだわっていまして、朝仕入れたものを仕込んで夕方には提供します。
ホルモンはどうしても鮮度が命なので、仕入れたらその日のうちに下処理し、できるだけ早く提供します。
こうした鮮度の徹底管理は他店にはなかなか真似できないと思いますよ。
他にも北海道産の野菜も自慢で、全て契約農家から取り寄せています。
サイドメニューも評判で、特におにぎりには、北海道産の鮭を一匹丸ごと焼いて具にしたものを使っているんです。
お客様には「こんなに手間をかけているの?」と驚かれることも多いんです。
美味しいものを安く提供することが私たちのモットーですから、そのための手間は惜しみません。
ホルモン
440円(税込)
お客様に向けて、やって良かったことを教えてください
お客様に喜んでもらうためにいろいろと試行錯誤を続けてきましたが、中でも「タレをスープ割りにする」提供方法は本当にやってよかったと感じています。
うちが元祖となったこのスープ割りは、焼肉のタレを最後まで楽しめる方法で、小樽の焼肉文化にもなっていますね。
お肉や野菜をタレにつけて食べていると、その旨味がタレに溶け込むんです。
それを最後にスープで割ると、タレにしみ込んだ旨味が染み出て、本当に絶品なんです。
この楽しみ方が、観光客にも地元の方にも喜ばれています。
さらに提供のスピードも重視しており、待たせることなく食事を楽しんでいただけるよう心掛けています。
今の課題は何かありますか?
やはり、通販の拡大が一番の課題ですね。
店舗の集客はありがたいことに十分で、むしろ満席で入れない日も多いのですが、全国の方にもこの味を知っていただきたいです。
今年の夏から通販を開始して、北海道以外の方にも食べていただけるようになりました。
ただ、通販での販路拡大は、実店舗での集客とは違う難しさがあって、特に品質管理や配送コストの面で工夫が必要です。
また、より多くの方に知ってもらうために、SNSやインスタの活用にも力を入れています。
全国の皆さんにも「三四郎」の味を味わってもらえるように、これからも挑戦していきたいと思っています。
今後やりたいことを教えてください
今後の目標としては、店舗をもう一軒出したいと思っています。
東京や豚の産地などで、新しい挑戦をすることに興味があります。
東京であれば、より多くの方に「三四郎」を知っていただけるチャンスになりますし、また産地で展開するのもおもしろいかなと考えています。
新店舗を出す際には、しっかりとしたブランディングを行い、伝統を守りつつ新しいスタイルを取り入れたいですね。
また、通販事業もさらに強化して、全国の方に三四郎の味を楽しんでもらえるよう、ECサイトの運営や販路拡大にも取り組んでいきたいと思っています。
最後に、お客様へメッセージをお願いします
三四郎は、私の祖母と両親が人生をかけて築き上げた、本物の味を提供するお店です。
この味は、その長い歴史の中で一切妥協せずに守り続けてきました。
ぜひ一度、三四郎のホルモンを食べてみてください。
通販でもお届けしていますので、全国どこからでもお試しいただけます。
きっと一口食べたら、その違いがわかるはずです。
ご来店、または通販でのご注文をお待ちしています。
小樽焼肉 三四郎本店
北海道小樽市花園1丁目9−2
営業時間
火~日曜日:17:00 – 24:00
定休日:月曜日
※掲載中の情報は最新の情報と異なる場合がございます。
最新の店舗情報については店舗までご確認ください。